土木工事

R3年7月 川崎市多摩区 コンクリート水路蓋工事

川崎市の公共工事です。

水路の上に簡易的な蓋として、薄い鉄板や古いコンクリート側溝蓋が架かっていましたが、

全て平らにコンクリートを打ち、蓋をする工事でした。

業界では「現場打ち側溝蓋」と言われる工事。

その名の通り、既製品の側溝蓋ではなく、現場で鉄筋を組んでコンクリートを打って作る蓋です。

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点検口と排水口を兼ねて、グレーチングも3箇所設置しました。

 

 

以下、施工中の写真です。

 

まず、蓋の厚みを確保する為に、水路の縁を12cm程削り、

できた縁に埋設型枠(※)を設置していきます。

埋設型枠設置完了

埋設型枠設置完了

 

埋設型枠

通常の木の型枠だと、水路の下から型枠が落ちないようにつっぱり、

コンクリートが固まった後にバラすことになりますが、

埋設型枠はその名の通り、コンクリートと一緒に埋設し、バラさなくてOKという代物。

今回の設計では「KCフォーム」というものを使いましたが、繊維補強された特殊なコンクリート版のようなもので、

埋設しても所定の強度が得られる設計になっている製品です。

 

埋設型枠を並べたら、その上に鉄筋を組んできます。

配筋状況

配筋状況

 

後はコンクリートを打って、所定の養生期間を置いたら完成です。

コンクリート打設状況

コンクリート打設状況

 

 

現場打ち側溝蓋は、既製品と異なり蓋のガタつきが無く真っ平になるので、

騒音や段差等が気になる場合にもオススメです。

 

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