多摩区中野島のお客様。
4件のお宅の共有地である砂利敷の私道をアスファルト舗装したいとのご要望でした。
事前調査の結果、場所によっては十分な勾配が取れない事が分かり、透水性アスファルト舗装をご提案しました。
雨水・下水桝がいくつもありましたが、これらも全て計画舗装レベルに合わせて高さを調整しました。
道路側の乗り入れ部。
こちらは十分勾配がありましたので、通常の密粒舗装(細かい粒が多く、目が詰まって表面が滑らかなもの)にて施工しました。
メイン車路部。
こちらは十分な勾配が取れない為、透水性舗装(粒が粗く、隙間があり、表面ゴツゴツなもの)にて施工。
通常、歩道等の透水性舗装は開粒というものを使いますが、粒が粗いゆえに劣化も早い材料ですので、車路にはあまりお勧めしません。
そこで、今回は開粒改質Ⅱ型という、樹脂を混ぜた材料を採用しました。
透水性もあり、劣化もしにくいという優れものです。
少しお値段も張りますが、このようなケースでは最適です!
以下、施工中の写真です。
透水性舗装の場合、透水性を高める為に下層にフィルター層という砂の層を施工します。
その上に、路盤砕石を敷均し、締め固めます。
最後にアスファルトを敷均し、締め固めたら完成です。
アスファルト舗装は時期にもよりますが、基本的には施工した当日から車が乗れるのが良いところです。
(コンクリート舗装では3日~1週間程度は車は乗れません)
車の出入りが頻繁な駐車場等にもオススメです!